この「レトロゲーセン探訪」シリーズでは、レトロゲームや昭和レトロが好きな方へ、新潟の観光も兼ねた「レトロゲーセン」を紹介しています。
第6回目の今回も大阪編をお送りします。
この「かすが娯楽場」さんは「観光地レトロゲーセンの最終形態である!」といえる素晴らしいゲーセンです!
[店舗情報]
店名:かすが娯楽場
住所:〒556-0002 大阪府大阪市浪速区恵美須東3-2-19
TEL:06-6632-2313
定休日:木曜日
営業時間:9時~21時30分(状況により閉店時間は前後致します。)
こちらの店舗は、レトロが持つ良い部分がジャンジャン横丁にとてもマッチしていて、インバウンドの外国人さんだけでなく、親子でもカップルでも十二分に楽しめる娯楽場といえます。
何がそんなに素晴らしいのか?これからご紹介していきますね!
店舗の特徴とその魅力
[店舗の特徴]
①変わらぬ「にぎわい」と「暖かさ」
②嬉しいグッズ展開
③止まらぬケンシロウ
変わらぬ「にぎわい」と「暖かさ」
このゲーセンがあるのは大坂・新世界のジャンジャン横丁という飲み屋街。
そこに突然出てくるゲーセンなんですが、見ていると親子連れやカップル、外国人がどんどん引き入れられるように店内に入っていきます。
(↑新世界のジャンジャン横丁にふと現れる「かすが」さん。)
(↑店先にはガチャガチャも置かれてなんだか楽しい雰囲気。「ビデオゲーム50円より」の看板で私は打ちのめされます)
(↑「とび太くん」も100円持って店内へ。って、入口だけでどんだけ説明してんの俺。)
入口付近は電球がギラギラしているので、一瞬パチンコ屋かなと思いますが、頻繁に開く扉の向こうにゲーム機が並んでいるのが見えるため、すぐにゲーセンと分かります。
(↑入店後、すぐ左側にはエレメカたちが並びます。これがまたこだわりのエレメカたちなので紹介はまたあとでします!)
「かすが娯楽場」(以下「かすがさん」)は、ビデオゲームはもちろんですが、エレメカやメダルゲーム、パチンコなどが絶妙な配分で置いてあります。これが本当に神がかってます。
さらに、この絶妙な配分な上に、こだわりの機種がそろっているのため私のようなちょっと知っている人にも十分楽しめる場所になっています。
いまどきレトロゲーセンといえば、店内にチラっと人は入るけど、パッと見てすぐ帰っていく…、という場所も結構多いのですが、このゲーセンはたくさんの人が中でワイワイとゲームに興じているのです。まさに、人が人を呼んでいる感じ。
ビデオゲームもエレメカも、メダルゲームもスロットも。これは凄いことなんですよ。本当に!
(↑左からグーニーズに大魔界村、ファンタジーゾーンですね。ってグーニーズ?!もろファミコンゲームですが、グーニーズという選択のセンスが凄すぎる!)
ちなみにエレメカというのは、ビデオゲームやメダルゲームを除いたゲーム筐体を指していて、例えば「もぐらたたき」なんかもエレメカですね。
かすがさんは、このエレメカの選択センスも抜群に素晴らしい!
(↑「元祖モグラ退治」。詳しくは分かりませんが年代を感じるモグラ叩き。もぐらの顔が凶悪すぎ。レトロ感たっぷりでこのモグラたたき1つ取っても他店とは違いますね。)
(↑カニカニパニック。ワニワニパニックで味をしめたナムコが送る、ワニワニ…のバージョン違いです。横に動くカニを叩きます。このゲームだけでもマニア心をくすぐりますが…)
(↑なんとサメサメパニック。これは凄い。過去に少しだけ見たことがありますが遊んだことはなし。ナムコもワニワニの味をしめすぎでウケます。ちなみにこの写真の上にある注意文を見ると…)
とんでもない注意文が!英文も怖いわ!。昔のアニメ「トムとジェリー」のエンディング曲にあった「仲良くケンカしな♪」を思い出しました。
(↑にぎわうメダルコーナー。2人でできるメダルゲームも好評でした。こういうのいいね。)
(↑スロットも。このあとスロットでとんでもないことが?!)
ちなみにビデオゲームの音量は大きくはないですが、しっかり聞き取れました。
大音量というのはこの店舗には似合いませんね。みんなでガヤガヤした感じが一番の効果音になっていました。(いい事言う。俺)
(↑「熱血硬派くにおくん」をプレーするおじさん。最終面の組事務所で戦っておりました。ピストルを打ってくる相手に素手で立ち向かうくにおくんです。こういう上手いプレーヤーに偶然出会えると嬉しくて声をかけたくなります。(ビビリなので一生できませんが)
嬉しいグッズ展開
このゲーセン探訪の中でもグッズ展開をしている店舗を何店舗か紹介しましたが、このかすがさんもグッズが存在します!
店内にはカウンターがあり、そこに店員のおじさんが待機しているのですが、そのカウンターにグッズが飾られています。
パッと見た目、売りものなのかどうか分かりませんが、ちゃんと販売しています。
今回は記念にキーホルダーを買うことにしました。
税込みで1個800円でした。
店員のおじちゃんに、キーホルダーを注文すると、後ろの方からキーホルダーを持ってきてくれました。
嫌な顔1つせず気さくに話を聞いてくれる感じがとても心地良い!
やっぱりこういう店舗グッズがあって、店員さんとやり取りができるっていうのは本当に良いですね。ちなみにTシャツは1枚3,300円だそうです。
これがキーホルダー。外の看板と同じデザインですごくいい!
裏はこんな感じ。「42年創業」と書かれています。そんなに歴史ある店舗だったのですねー。素晴らし過ぎます。
あと、このかすがさんはホームページもあるのですが、これがまたお店の楽しい感じがとてもよく表現されていて素敵なホームページでした。
かすがさんて、ゲームマニアと一般客の融合バランスが本当に凄いですよね。なんでこんなにいい感じできるのでしょうか。ホームページを見ても改めてそう感じました。
止まらぬケンシロウ
今回ですね、このゲーセンに行くにあたり、私の友人と一緒に行きました。
初めて他の人を連れてこちらのゲーセンに行ったのですが、その友人がスロットをやる人で、かすがさんにあった「北斗の拳」というパチスロを見て、私に一回やってみないか?と誘ってくれたのです。
私はパチンコもパチスロも全くやらないのですが、まあちょっと体験するだけと思って300円を入れて、彼のご指導を仰ぎながら初「北斗の拳」をプレーしてみました。
この台は既に当たった状態から始まるそうで、ただしそれがずっと継続するかどうかは分からない、ということでした。
何が何やら分かっていませんが、とりあえず私のケンシローが「ほわたー!」と敵を倒し続けていくと・・・
なんと勝ち続けていきました!
凄い。継続している。運がいい。
何でも、もしこれが本物だったらもう1万円にいってる状態らしく、300円で1万円とはなんて夢のあるゲームなんでしょうか。
私のケンシローもノリノリで雑魚どもを倒し続け、ラオウもケチらしていきます。
まだまだ勝ち続けるケンシロー。
このゲーム機からはメダルも出てくるのですが、そのメダルも大変な量になってきました。
だんだんスロットを打ち続ける腕も疲れてきました。
それでも負けないケンシロー。
ぜんぜん負けないんですけどーー(T_T)
他にもゲームがあるんだけど・・・
見かねた友人が私に変わって打ってくれることになりました。
私はそのまま店内の他のゲームを見に移動。
あとは友人に任せて私は店内を物色しにいきました。
・・・
もう流石に終わったかな?と思ってみてみると、
まだ終わらない友人・・・(T_T)
(↑友人曰く、これがすごい画面らしいです。5万くらい勝ってるの?知らんけど)
結局、20連チャン(?)以上しても一向に終わる気配がなく、流石にもう店を出る時間なので、店員のおじちゃんに助けを求めてみると、
「そのままでいいですよ~」
と優しく言ってくれて、バックヤードからお菓子のセットを渡してくれました。
わお。20連チャンのお菓子ゲットだぜ!
(↑泊まったホテルの畳の上に置いたお菓子。美味しくいただきました。ありがとうケンシロウ)
大勝ちしすぎてしまい、他のゲームをする時間が圧縮されるというトラブルが発生しましたが、こんなトラブルもたまには楽しいよねー。と寛大になれる場所、それがかすがさんなのでした。
まとめ
このお店も、私が2020~21年まで大坂で単身赴任をしていたときにお世話になったゲーセンの1つでした。
3年ぶりにこの店舗に訪れてみた感想は「全く変わらない!」です。
結構な変貌ぶりだった「ザリガニ」に比べて、こちらのかすがさんは本当に全く変わっておらず、むしろ人が賑わっていて、魅力が増したように感じました。
私が今回行ったときは、店員のおじさんが2人おり、忙しそうに店内を回っていました。
キーホルダーを買ったり、スロットの後処理でおじさんと接点があったこともあり、やっぱりゲーセンでの店員さんとの触れ合いはいいなぁと改めて感じました。
それにしてもビデオゲームやエレメカの選定のセンスが素晴らしかったことが、いまでも強烈に印象に残っています。こんな素晴らしいゲーセンにはこれからも何年も存続して欲しいと本気で思います。
めっちゃ楽しかった!!
(↑「ザリガニ」だって魅力的な店舗。さらに奮起を期待します!)
店内スナップあれこれ
最後に、店内で撮った写真を見ながら一言ずつ添えていきまーす。
ナムコの対戦型ボタン早押しゲーム。負けるとハンマーが振り下ろされるという文字にすると怖いゲーム。ナムコってこういうボタン早押しゲームのエレメカ好きですよね?そんな印象。
ここにもアルカノイド。意外にレトロゲーセンの定番ゲームなのか。やっぱりこのゲームは3面が難しい。
一見「音ゲー」に見えて、実はミニゲームがたくさん入っているタイプのゲーム。こういうみんなでワイワイするゲームをさらっと揃えているのがかすがさんの素晴らしいところ!
脱衣麻雀も少々ありました。筐体にはあまり詳しくない私ですが、珍しそうな筐体がちょくちょくありましたね。これはアイレムの麻雀筐体。たぶん珍しい…と思う!
落ちゲー3連発。しっかり2人でできる分の椅子も用意されています。至れり尽くせり。
熱血硬派くにおくん。そういえば、くにおくんってこれまで紹介したゲーセンにはあまりなかったなぁ。くにおくんのドッジボールとの切り替え式になってるところが良いですね。私はドッジボールよりこちらのくにおくんをよくプレーしました。3面のみすずに何度も往復ビンタをくらったものです。
店内のトイレは使えないから、飲み物の飲み過ぎには注意してね!
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