この「レトロゲーセン探訪」シリーズでは、レトロゲームや昭和レトロが好きな方へ、新潟の観光も兼ねた「レトロゲーセン」を紹介しています。
が!
第5回目の今回は県外に飛び出して大阪編をやっちゃいます!
[店舗情報]
店名:レトロゲーセン ザリガニ
住所:〒556-0002 大阪府大阪市浪速区恵美須東1-21-4
堺筋線「恵美須町駅」3号出口から徒歩約1分
定休日 :年中無休
営業時間:10時~20時頃
いよいよこのコーナーも県外に進出ですよ。
それも新潟から大阪というのが飛びすぎていて逆に面白いかなと。逆に?
さて、大阪編では2つのレトロゲーセンを紹介したいと思います。
まず今回ご紹介するのは「レトロゲーセン ザリガニ」さんです。
私は仕事で1年ちょっと大阪で暮らしたことがあるのですが、このゲーセンはその時に最もお世話になったゲーセンです。
思い出がいっぱいすぎて既に泣きそうですが、頑張って紹介したいと思います!
店舗の特徴とその魅力
[店舗の特徴]
①通天閣の下にレトロゲームが勢揃い
②体感できる体感ゲーム
③生き残った!?シューティングコーナー
④ちょっと残念…あの熱量はどこへ?
通天閣の下にレトロゲームが勢揃い
ここは大阪・新世界。新潟出身の私が思い浮かぶ通天閣のイメージがこれ。
この写真では通天閣の正面側(よく見る角度)ですが、ザリガニは通天閣の裏側(?)の商店街に存在します。何で名前が「ザリガニ」なのかはさておき、ここは夢のようなレトロゲームがそろっているのですよ!
(↑入口の看板から既にレトロ。雰囲気全てがレトロとなっておりまーす)
(↑横にも謎の出入り口が。ザリガニさんは3階建て。階段を登っていくわけですが、この入口を開けずとも階段にはいけます)
私がこのザリガニに足繁く通ったのは2020年です。2020年といえば例のウイルスが日本で爆発した年で、このザリガニさんを含め、新世界の一帯もほとんど人がいなくなってしまいました。
そんな中でも、頑張って営業を続けてくれたザリガニ。
全然お客さんがいない中で営業をしてくれたおかげで、私の単身での大坂暮らしにたくさんの彩りを与えてくれました。本当に楽しかった!(半分泣いてる)
ということで(切り替え早っ)、ザリガニの特徴が溢れる1階から見ていきましょう。
店内に入ってすぐにビデオゲームがズラッと並びます。写真はダブルドラゴン。1台1台にゲームの年代が書いてあって、ゲーム愛を感じます。インバウンド用なのか、スーパーマリオもありました。
(↑世界のパックマン。初代パックマンのアップライト筐体ですね。パックマンというゲームはボタンを使わないゲームなのですが、なぜかたくさんのボタンが。とりあえず暇な時に押してあげましょう。)
(↑こちらは「いっき」。ファミコンのカセットにもありました。タイトルの「いっき」はもちろん農民一揆の「いっき」ですが、昔とんねるずが「一気!」というタイトルの歌を流行らせたこともあり、小学生の私はその「いっき」だと思っていました。はい、知らんがな。)
1階の奥には大型筐体がそろいます。1つ1つはあとで説明しますが、インバウンドの外国人がこれらのゲームを見て感動している姿を私が見て感動しています。(ややこしい)
1階の入口にはファミリー層や女性にもウケが良さそうなゲームが並び、奥に大型筐体がある感じです。
ゲーセンにあまり馴染みんない方は、この1階だけで十分かなと思います。2階と3階はコアなブースになっていきます。
体感できる体感ゲーム
改めて1階にある大型筐体のゲームを見ていきますね。
アウトランのDX筐体です。背中のスピーカーからガンガン音が聞こえて来てたまりません。ちょっと隠れていますが、モニターの左側に「ギアガチャ禁止」の紙が貼ってあります。ギアガチャというのが、文字通りギアをガチャガチャして普段走れない場所を走ることができる技ですが、その技が発見されたことで、このゲームのギアが破壊されるゲーセンが多発してしまいました。なので、いまこのゲームがきちんと遊べる形で残っているのは貴重なんですよ。みんな大切に扱ってあげてね。
はい。アフターバーナー2のダブルクレイドルタイプ筐体の3連発です。
もう壮観ですねー!!!
この筐体が3つ並んでいる光景が見れるのは、世界でココだけのはず。マジでもの凄いことなんですよ。
1プレー500円となっていましたが、それでもやる価値は十分すぎるほどあります。
ただ、3台あるうち、電源が入っているのが1台だけでした。それはちょっと残念。
ダライアス。3画面モニターも健在です。
ボディソニック内蔵ベンチシートも現役で、振動がズンズンと席の下から突き上げてきます。
大型筐体のゲームって、音楽が良いものが多くてそれも良いですよねー。
最終ボスのBGMを聞きながら、強敵「くじら」と戦っているとアドレナリンがダダ漏れして大変なことになります。
ダライアスバースト。新しいダライアスもカバー置いてあります。「新しい」といっても、このバーストがゲーセンにデビューしたのが2010年だからもう14年も経ってるんですね!(立派なレトロゲームだ)
このゲームも散々やったので、裏面の最難関コースでもまだクリアできると思います。(自慢)
こちらはチェイスHQ。写真じゃ分かりづらいですが、自分が警察になって犯人の車を追いかけるレーシングゲームです。私が高校生の頃友人がこれにハマって、ボーリング場に行ったら必ずやっていたことを思い出します。あまりゲームをしない人にもウケが良かったゲームでした。
出た!これは凄い。ナイトストライカーの筐体です。
ただ残念なことに電源が入っていない…。ゲームをすることができませんでした。
この筐体はムービングはしませんが、視野が覆われる感じになるので、ゲームに没頭できる良い筐体でした。
ゲーム内容としては「なんか大味」なゲームでしたが、音楽がめちゃくちゃかっこよく、このゲームの曲は今でも私のiPhoneに入っています。(はい、知らんがな)
そんな感じで紹介してきましたが、あとはガンシューティングや電車でGO系のゲームもありました。
これらだけで私には十分満足なのですが、ここからがディープな世界ということで、2階、3階が続いていきます。
やっぱりスゲーぜ!ザリガニ!
2階に続く階段です。壁にはたくさんのシューティグゲームのポスターが張ってあります。たまりませんなー。
上の写真に「24h防犯カメラ撮影中」とありますが、この店には基本的に店員さんがいません。
たまーに見かけることはあるのですが、ほぼ見かけないです。
なので、お店とお客さんとのふれあいという点ではちょっと寂しい店舗ではあります。
(↑これも階段の壁に貼られたポスター。同じ「ケツイ」のポスターが3枚も。1枚くれ!)
生き残った!?シューティングコーナー
2階にやってきました。
2階にはシューティングが・・・
あれ???(゚Д゚)???
私が通っていた2020~21年は、2階がシューティングゾーンだったのに、なんか雰囲気が違う。
ってゆーか、ゲームの数が減ってる!!!
どうしたんだい、ザリガニ・・・
とりあえず一旦このまま3階に行ってみます。
(↑3階に続く階段。暗くて狭いので初見の人は怖くて登れないのでは?と心配になります。)
はい、3階。
ってか、せまーー!!!(゚Д゚)!!!
なんじゃこりゃ!!(゚Д゚)!!
以前2階にあったシューティングコーナーが3階に移った感じでしょうか。
えーーー。そーなん・・・
まあ、とりあえずゲームを見ていきますわ。(不満タラタラ)
これは2階。グラディウス1、2、3の揃い踏み。1つずつやっていきたい。でも時間がなくてできない。時間制限のある時にくるべきではない。(今回の反省点)
これも2階。ってか、2階もシューティング多かったです。
「パロディウスだ」と「エリア88」。一番左は極上パロディウスかな?
エリア88はいまでも全クリできると思う。(自慢)
エリア88はゲームが面白かったので漫画も読んでみたらすげー面白くてめちゃくちゃハマリました。ゲームと漫画の両方で大成功した私的に伝説のゲームです。
バトルガレッガ。これだけで1回分ブログ書けるくらい好きなゲーム。任天堂スイッチに早く出してください。あと新潟市にあるゲーセンは1日も早くこのゲームを入れてください。マジで。
怒首領蜂大復活。写真がタイトル場面じゃなくて残念。このゲームこそ好きすぎてブログ3回分は書ける。私が大坂にいるとき、6ヶ月くらいずっとこのゲームの虜になってました。のちに任天堂スイッチに移植されて無事に気持ちが成仏しました。あとはバトルガレッガが移植されるだけです。
はい。ということで、こちらも1つ1つ取り上げたらきりがないので、ここらへんで止めておきます。
2020年のザリガニは、2階がシーティングゲームコーナーで、3階が対戦ゲームコーナーだったんですよね。しかも対戦ゲームは50円でした。他に3階にはドルアーガの塔や怒、サイバリオン、ベラボーマンなんかもあって、なかなかの驚愕のコーナーだったのですが、それらが綺麗サッパリ無くなっていました。(号泣)
まあ、シューティングコーナーが残っただけでも御の字と言えるでしょうか。
これらのシューティングを大音量でプレーできるのがザリガニの真骨頂だったんですよね。
なのでシューティング好きはとにかく1度ザリガニに来てプレーして欲しいと思います!
ちょっと残念…あの熱量はどこへ?
約3年ぶりにザリガニを訪問したわけですが、予想外の現状にびっくりしてしまいました。
一番驚いたのはやはり2階、3階の状況ですね。
稼働していないゲームが、部屋の片隅にただ置かれているその姿はとても悲しく思えました。
あのウイルスの大流行が終わり、新世界には外国人も戻り、いよいよこれから!という時だと思っていので、これがレトロゲーセンの現実なのかという思いです。
(↑以前、ここにはゲームが置かれて、凄い音響設備でゲームができました。今は稼働していないゲームの物置になっていました…)
ゲームをする人がいないのにゲームの電源を入れっぱなしにしたままにするのは、確かに電気代の無駄なのは分かりますが、私が埼玉でみかけたゲームセンターでは、1台1台に電源スイッチがあり、ゲームをするときにお客さんがスイッチを入れて、終わったら自分で電源を切る形が取られていました。
そういう手段もあるにはあるようです。
このブログ記事を作るために私がザリガニさんに行ったのは、10月の土曜日の夜8時頃です。
1階には人も多くいました。
でも、1階ですら電源が入っていないゲームがありました。
平日の日中、稼働していないゲームがあるのは分かりますが、土曜の夜8時、人も入っているのになぜ電源が入っていないゲームがあるのでしょうか。
2,3階は人がいなかったので、仕方がない。でも、1階には人がいるじゃないか!
ここで電源を入れなければいつ入れるというのか!!
3年前の印象が強いだけに、今のこの経営方法にはどうしても不満を感じずにいられませんでした。
確かに以前からザリガニには店員さんの姿は見えないですが、それでも熱量は十分に感じれました。
ぜひまたあの熱量を感じたいものです。
(↑消灯した通天閣。どこか物悲しい感じ。ザリガニも物悲しい感じにならないでくれ!)
総括
すいません。最後はめっちゃ感情的になってしまいました。
今でも十分に凄いザリガニさんですが、だからこそ、何か歯がゆさを感じてしまったんですよね。
この撮影後の今も、大坂No1はやっぱりザリガニさんだと思っています。
だってアフターバーナーが3台あるって。頭おかがしgdじょpk@fl(強制終了)
こんな事をしてしまうゲーセンが、これからも元気であり続けてほしいに決まってるじゃないですか。
と、好き勝手なことを言いながら、新潟からずっと応援していきたいと思っています。
また大坂行ったら遊びにいくからなー!
3年前、ザリガニで夜8時まで2階でゲームしてたら、1階のフロア全部電気消されてたことがります。あの時はビビった!
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